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貯蓄型保険と投資の比較~保険は投資に勝てるのか~

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こんにちは、多聞です。

今回は「貯蓄型保険と投資の比較~保険は投資に勝てるのか~」ということをテーマに書いていこうと思います。

日本人の大半は保険に入っており、その中でも人気があるのは貯蓄型生命保険です。

貯蓄型生命保険に入っている人の一部はむしろ利回りを期待して持っている人もいるでしょう。

今回は貯蓄と投資でどちらがどれくらい得かということを扱っていこうと思います。

では、目次です。

目次

貯蓄型保険は利回りで投資に勝てない

今回取り扱う保険は

・明治安田生命の「じぶん積立」

・マニュライフ生命「こだわり個人年金」

の2つを扱います。

これは「じぶん積立」元本保証型の貯蓄型保険の代表とし、

   「こだわり個人年金」はリスクの高い外貨建て個人年金の代表としています。

この2つの保険は2020年1月時点で人気の高い貯蓄型保険です。

そしてこの2つと比較する投資は

・超超優良債権ファンド(AGG)への投資

・S&P500インデックスファンドへの投資

これは、AGGが今後30年で崩壊することはほぼ考えられないので実質元本保証と考えます。

    S&P500インデックスファンドへの投資は要はアメリカ株への株式投資です。

つまり、

じぶん積立 vs 超超優良ファンドへの投資

こだわり自分年金 vs S&P500インデックスファンドへの投資

という図式になります。

*念のため言っておきますが、保険会社に支払われたお金はほとんどは投資に回されています。

*なので、保険会社にお金を入れることは間接的に投資をしていると考えています。

*だから、保険にお金を使うのも投資にお金を使うのも同じという前提に立っています。

さて、条件は

30歳から30年間、毎月1万円を積み立てる

ということにします。

じぶん積立 vs AGGへの投資 → AGGの方が165万円利益が出る

まずは元本保証型対決です。

じぶん積立は10年間で積み立てたお金に3%の利子が付きます。

一方、AGGは現時点で少なくとも年利約2.5%以上です。

まずじぶん積立は30年後には

10年で61.8万円受け取れ、それを6回繰り返すので370.8万円受け取ることができます。

 *契約上できないかもしれませんが5年払い込みを6回繰り返すことにしています。

元本は360万円で370.8万円受け取っているので10.8万円利益が出たことになります。

次に、AGGの場合を見てみましょう。

AGGは年利2.5%としてみてみることにします。(*この年利はかなり少なく見積もっています)

楽天の積立かんたんシミュレーションを使ってみると下のようになります。

AGGは30年間積立すると535万円になりました。

元本360万円で535万円受け取っているので175万円の利益になります。

AGGの圧勝ですね。

ちなみにじぶん積立を年利に直すと年利0.2%です。

じぶん積立はこの低金利の日本の銀行から見ると割と高い金利に見えますが、超超優良ファンドのAGGと比較すると全く利益が出ません。

こだわり自分年金 vs S&P500への投資 → S&Pの方が340万円利益が出る

次にリスクを取った保険と投資の対決になります。

こだわり自分年金は満期時返戻率が約118~134%となっていますので134%返ってくるとしましょう。

するとこだわり自分年金は

元本360万円で489.6万円受け取ることができ129.6万円の利益が出たことになります。

次に、S&P500インデックスファンドの場合を見てみましょう。

この場合は年利低く見積もって5%としてみてみることにします。

楽天の積立かんたんシミュレーションを使ってみると下のようになります。

元本360万円で832万円受け取ることができ472万円の利益が出たことになります。

これも投資のほうが圧倒的にリターンがいいですね。

どうして保険が利益が出ないの?→保険会社が懐に入れているから

ここまでで貯蓄型保険は明らかに個人投資より利益が出ないことが分かりました。

ではなぜ、ここまで利益が出ないのでしょうか?

それはやはり、出た利益から大幅に自社の懐に入れているのではないかと考えています。

そうでなければ投資が普通のファンドに比べてヘタクソなのでしょう。

保険会社は多くのセールスを雇って、あちらこちらでCMを打ち出し、得られた利益で都内の一等地に自社ビルを建てているのです。

これだけあちらこちらにコストをかけていれば維持費だけでも大金が必要なのでしょう。

そしてその大金を貯蓄型保険を代表とした保険会社にとっての利益商品から得ているのでしょう。

しかし、こちらはそれに付き合う必要はないはずです。

個人で勉強して、良質のファンドに投資すれば保険会社を介するよりはるかに大きな利益を得ることができるのです。

保険会社にお金を無為にとられないようにするには学んで、行動することが大事だと思います。

しっかり勉強して、頑張って行動しましょう。

まとめ:貯蓄型保険は投資には勝てない

正しい知識があれば投資は貯蓄型保険よりもはるかに大きな利益を出すことができます。

投資は難しいこともありますが下の記事でどこから何に投資すればいいか書いてあります。

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これらの記事には考え方も書いていますが、まずは投資をしてみましょう。

そのあとに考え方を見ればなんとなくわかってくるものがあります。

保険のほうが身近に感じられますが、投資のほうが圧倒的にリターンが大きいです。

まず始めてみましょう。

今回は以上となります。

皆さんの保険と投資の参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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