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投資初心者にテーマ株は儲けられない~テーマ株に潜む罠~

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こんにちは、多聞です。

今回は「投資初心者にテーマ株は儲けられない~テーマ株に潜む罠~」ということをテーマに書いていこうと思います。

・これからは宇宙の時代だから航空系の産業が業績上がるはず

・最近は環境に対する取り組みが世界的に話題になっているからエコな会社の株に注目

など、その時代時代で流行りになるテーマがあって、それに対応する株価が上昇することがあります。

今回はその波に乗るべきなのか?を主眼に置いて記事を書いていきます。

では目次です。

目次

概要:テーマ株投資は罠が多いので初心者は手を出すべきではない

テーマ株は往々にして株価の上下が激しいです。

そのため投資初心者が手を出してもプロトレーダーには勝ちにくいです。

また、乱高下からストレスもかかり、売り時が非常に見つけにくくなっています。

さらに、投資初心者が手を出すころには株価が高止まりしている可能性も高いので利益を確保するのは難しいでしょう。

テーマ株に投資初心者が手を出すことはほぼギャンブルと同義なのでおすすめはできません。

テーマ株の罠①:株価の上下のスピードが速い

テーマ株は上がってから下がるまでのスピードとその上下の幅がかなり大きいことが多いです。

たとえば、情報通信機器の販売・保守などを手がけている企業であるレカムという会社は中国市場に子会社が上場されるという話が出たことがあります。

この時の値動きはものすごいものでした。

1月15日の終値は473円でしたが、16日はストップ高の553円で寄り付きました。

しかしその後株価は下落に転じ、なんと終値は逆にストップ安の393円でした。

ストップ高の翌日にはストップ安になるという投資初心者にはどうやっても勝ちを狙える状況ではありませんでした。

ここまで極端ではなくとも、テーマ株というのは激しい値動きがあるものです。

これに対して投資初心者がプロのトレーダーとその瞬間その瞬間で勝っていこうというのは無理です。

また、これから育つであろうテーマの株を買ってもその価格の乱高下に心が乱されます。

そうこうして、売り時を逃して含み損になることも投資初心者の行動としてよくあるものです。

このようにテーマ株は乱高下するという特性のため投資初心者は手を出すものではないのです

テーマ株の罠②:初心者が手を出すころには高止まり

投資初心者がテーマ投資に手を出してはいけない理由として個人的に最大の理由は

投資初心者が手を出すころにはそのテーマ株は高止まりしている

ことです。

なぜ高止まりしているかというと、以下の状況になっているからです。

例えば「A社がロボット関連の技術を発見できた」として説明すると

①A社がロボットについて大きく進歩をさせる発見をした。

②するとA社の情報をいち早く入手できるA社に出資している会社がA社の株を購入する。

③A社の発見についてマスメディアが取り上げる。

④プロの投資家のうち特に手の早いものがA社の株が割安と見れば購入する。

⑤一般的な投資家が買う頃にはA社の株価は高止まりしている。

このようなフローができることが想像できます。

このフローから分かる通り、投資初心者が手を出すころには大きく上がる余地は残っていません。

むしろ、株価の高騰でこれから株価が下がる局面であることも考えられるのです。

その上、乱高下するリスクもある。

手を出すとケガをすることが容易に考えられます。

テーマ株での利益の出し方:ギャンブルに勝つ

テーマ株の利益の出し方はギャンブルであることを強く意識しておくことです。

テーマ株の株価が一度高止まりした後に下がり切ったところで買います。

その後、次の上がりきったところで売れば上下幅の大きい分、大きな利益を出すことも出きるかもしれません。

しかしこれにはかなり運が関係しています。

・下がっている最中に買わないで済む運

・下がりきったところでピンポイントで買える運

・上昇中に売らないで済む運

・上昇しきったところでピンポイントで売れる運

これだけ運が絡むとこれはもう投資というよりも完全なギャンブルになります。

しかも投資初心者は含み損を大きくしてしまいやすいので、回数を重ねれば重ねるほど損していく可能性の高いギャンブルです。

投資とギャンブルは全く異なるものなので、あくまで投資を目指すのであればこの方法は全くお勧めしないです。

まとめ:テーマ株は投資初心者にはギャンブル

以上のようにテーマ株は投資初心者が手を出していい領域ではありません。

どうしても手を出したい場合はギャンブルであることを強く意識しておいたほうがいいでしょう。

最も、それでも絶対にお勧めしませんが…

今回は以上となります。

皆さんの投資の参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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