こんにちは、多聞です。
今回は「積立投資は続けるべきか~コロナショックによる株価急落を受けて~」ということをテーマに書いていこうと思います。
私は投資の勉強をしたのちに積立投資を始めてもう3年近くなります。
私は今回のコロナショックはある意味チャンスだと思って様子を見ている者です。
では、なぜチャンスと思っているか、これからどうするといいかをあくまで個人的な視点で書いていきます。
では目次です。
概要
コロナショックで全世界的に伝播し、株価は急落しています。
これよって株価全体が割安になり始めています。
あくまで割安になっているように思われるのでしばらくすれば元に戻ることも十分考えられます。
長期の積立投資を始めた人なら、今の相場は歓迎できるものです。
ただし、今回の急落で自制心を失うようなことになった人は無理な投資をしているようなので投資状況を見直すべきでしょう。
コロナショックの影響
はじめにコロナショックの影響を見ていきます。
コロナショックは中国の武漢で発生した新型のコロナウィルスが全世界に影響を与え、人の移動を制限し、生産活動・消費活動に対して打撃を与え、経済を失速させたことを指します。
では、現在の感染状況を見てみましょう。
とりあえず、日本・イラン・イタリア・韓国が明らかに感染者が多いです。
少なくともイタリアが感染者が多いことは問題です。
イタリアは観光立国で欧州の中でも最も人の出入りが多い国でしょう。
そのイタリアで感染者が多いということはこれから欧州全体に感染が広がりかねないということになりかねません。
このことは欧州の経済活動にある程度の打撃を与えてしまう可能性があります。
経済への影響(S&P500、MSCI)
次は経済への影響です。
S&P500とMSCIがインデックス投資先としては優秀なのでこの2つを見てみます。
明らかにコロナショックのおかげで2~3月の間に株価が急落しています。
ただ、これまでの株価はトランプ政権に代わり経済政策が上手くいったことで株価自体はかなり高止まりしていた印象ではありました。
今回のコロナショックは高止まりしていた株価を一度ガス抜きするような形で調整相場に持っていく一つのきっかけだったように個人的には感じています。
もう一つ言いますと、これまでの高騰ぶりから考えるとまだ下げ幅はあると考えています。
今後の動き方
今回のコロナショックは高騰しすぎた株に冷や水を浴びせるための一種のきっかけに過ぎないと考えています。
なので現在はあくまで調整局面であると考えており、世界の経済成長自体は止まっておらず、株価もそれにつれて長期的にはまだ成長するだろうというのが私の考え方です。
一応、短期的な見方と長期的な見方を個人的に挙げてみると
短期的には下げ局面
短期的には下げ局面だと思います。
私は短期でトレードをして利益を上げるという考え方は今はしていないのですが、それでも株価の推移の仕方は基本的に下がるときは急落の場合が多いと思います。
しかもその急落は激しい上下運動をしながらの急落なので、ここで確実な利益を上げることができる人はそうそういないと思います。
なので、投資の経験が少ない人はこの激しい上下運動を利用して利益を得ようとはしないほうがいいでしょう。
長期的には上昇トレンドの中の底値
先ほど現在は下げ局面と言いましたが、長期的には上昇トレンドだと思います。
なので、現在の下げ局面は長期積立投資は始めるには運のいい状況でしょう。
どこで買っても20年後から振り返ると「比較的安値で買えた」を思える相場になっているからです。
積立投資はいつ始めてもいいのですが、始めることを迷っていた人にとってはよい相場になっていると考えています。
絶対にやってはいけないことは狼狽売り
今の局面で長期積立投資をしている人が絶対にやってはいけないことは狼狽売りです。
長期積立投資はむしろこのような急落局面でこそ、そのメリットが生かされるのです。
長期積立投資のメリットは「底値でも買える」ことだと考えています。
2月までは上昇トレンドに乗っかって放っておいても利益は増えていたので積立投資を始めた人は赤字になることに慣れていないのでしょう。
しかし、これまでの状況はあくまで株価が高騰し続けていたという状況です。
株価には必ず下げ局面、暴落局面がやってきます。
この局面では株価は割安になるのでこの状況でも機械的にコツコツと積立できれば株を割安で買うことができるのです。
なので初めての赤字を経験し慌てるかもしれませんが、今はむしろ「割安で買えてラッキー」くらいの心持ちで行ったほうがいいです。
投資プランを見直すべき人
今回のコロナショックで投資プランを見直す必要がある人も出てきたのではないかと思います。
その人は投資にリスクをかけすぎた人です。
具体的に言うと「自分にとっての大金を投資に充ててしまった人」です。
このような人は2重にショックを受けてしまうのです。
- 投資したお金が今回の件で大きく目減りしてしまった
- もう少しお金を残しておけば株を安く買えたはずだった
このように考えてしまい、ショックを受けてしまいます。
こうなると冷静ではなくなって狼狽売りなどの行為につながってしまうのです。
このように冷静でなくなった人は改めて投資のリスクの取り方を見直すべきでしょう。
もう少し投資資金を少なくして、精神的ダメージを少なくし、投資用の資金を現金で持つというポジションを維持することを意識するようにしたほうがいいと思います。
現金で投資資金を持っていればこのような急落局面でも余裕で買い増しをするという選択ができたでしょう。
まとめ:長期積立投資なら慌てず積み立て続ける
今回の記事を箇条書きでまとめますと
- 3月9日時点でコロナショックはまだ終息は見えていない
- 短期的には下げ局面だが長期的には上昇トレンドのまま(と思う)
- 長期積立なら慌てず積み立てをこれまで通り続けるのが良い
となります。
私はリスクを嫌う性質なので今はまだ手動で何かの株を買い増ししてはいません。
しかし、信頼できる人から得られる情報で本当の割安感が出た時には買い増しをしようと思います。
今回は以上となります。
皆さんの投資の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。