こんにちは、多聞です。
今回は「LINEスマート投資とは良い投資方法なのか~初心者にはワンコイン投資は勧められます~」ということをテーマに書いていこうと思います。
最近は投資アプリが続々と出てきています。
そんな投資アプリの中で日本人に広く使われているLINEから投資もできるようになりました。
今回は、
・LINEアプリで投資って大丈夫なの?
・ちゃんとお金を増やせるの?
ということを知りたいという人に向けた記事です。
では目次です。
結論:ワンコイン投資なら初心者におすすめできます。
はじめに結論ですが、LINEスマート投資の特徴は
- 投資方法は「テーマ投資」か「ワンコイン投資」の2つのみ
- 実際の運用は「FOLIO」という投資ロボ
- 「テーマ投資」はテーマに沿った10銘柄に分散投資
- 「ワンコイン投資」は債権60%、株式30%、REITなど10%となるように投資
- 信託報酬:1% *最低月額:100円
- 出金手数料:300円
ざっくりと以上のような特徴があります。
ある程度知識がある人なら
- 投資対象が2つのみ
- 信託報酬:1%
- 出金手数料:300円
というのはネックになりあまり良い投資先とは思えないでしょう。
一方、初心者で手間をかけずに安全に投資をしたい場合は、まだ手数料などは良心的に思えます。
その上で、初心者ならワンコイン投資なら手数料と投資方法の面からおすすめできると思います。
LINEスマート投資とは
LINEアプリから投資をするには
- LINEアプリを開いく
- ホーム画面の「サービス」をタップ
- 「スマート投資」というサービスを選ぶ
- 口座を開設する
ざっくりと上のような手順で開始できます。
今回は手順は本題ではないので省略します。
このようにして投資を開始すると「テーマ投資」と「ワンコイン投資」のどちらかを選ぶようになります。
ではここから2つの投資方法を深掘りしていきましょう。
テーマ投資 by FOLIO → おすすめしません
まずはテーマ投資です。
LINEスマート投資はFOLIOという投資ロボットに投資を任せるのか基本的な流れです。
そしてこのテーマ投資もFOLIOに任せることになります。
この任せ方というのは
- キーワードを決める
- キーワードに基づいてFOLIOが投資を開始する
- 投資はテーマに基づく10銘柄が投資対象になる
という感じです。
テーマ投資というのは基本的に短期であればいい結果が出ることがあるかもしれませんが、長期の積立投資をするとほとんど負けます。
詳しくはこちらの記事に書いています。
要は、初心者はテーマ投資ではほぼ勝てませんし、玄人ならそもそも投資ロボットに任せないほうがいいです。
また、10銘柄に分散しているから危なくないんじゃないの?という人がいるかもしれません。
しかし、10銘柄分散しているとはいえ似たような投資先に投資しているようでは分散は効いているとは言えません。
以上のことからLINEスマート投資のテーマ投資は絶対におすすめしません。
ワンコイン投資=FOLIOの堅実投資プラン
次にワンコイン投資についてです。
ワンコイン投資は2つ特徴があるのでそれぞれ紹介します。
FOLIOの堅実投資プラン 年利3%くらい
このワンコイン投資はFOLIOの堅実投資プランを利用することになります。
この堅実投資プランは債権60%、株式30%、REITなど10%という債権多めのプランです。
中身がどのような銘柄で構成しているのか不安ではありますが、全世界ETFで構成しているようなので一応大きな問題は無いと思いたいですw
とにかく、債権多めのプランなので年利3%くらいだと思います。
LINEのマイカラー制度の対象
ワンコイン投資の最大の特徴といっていいのが「マイカラー制度」の対象になっていることです。
マイカラー制度とは平たく言うと「LINE Payで多く支払うほど還元率が多くなる制度」です。
その利用額と還元率との関係は下のようになります。
マイカラー | 月間利用額 | 基本還元率 |
---|---|---|
グリーン | 10万円以上 | 2% |
ブルー | 5万円以上10万円未満 | 1% |
レッド | 1万円以上5万円未満 | 0.8% |
ホワイト | 1万円未満 | 0.5% |
ワンコイン投資とマイカラー制度を併用すると月間10万円以上積立投資をすると2%分のポイントが還元されるのです。
上手く扱うと常に一定額が還元されるのでお得な制度といえます。
また、もらえるのはあくまでLINEポイントなのでAmazonギフト券などに交換すると使いやすいと思います。
共通ポイント①:信託報酬1% *最低月間費用100円
LINEスマート投資の信託報酬は1%で月額の運用手数料が100円(税抜)に満たない場合、月額100円の費用が発生します。
1%とというのはある程度積立投資の経験がある人にとっては無視できない数字です。
仮に5万円20年間を年利3%で積み立てると
- 信託報酬が無い場合 :約1642万円
- 信託報酬0.1%の場合 :約1624万円 *eMAXIS Slim S&P500の信託報酬を参考
- 信託報酬1%の場合 :約1474万円
というように信託報酬1%の影響は20年後には170万円と無視できない数字で表れてきます。
もっとも、初心者にとっては自分で構成比を調整したり、適切な銘柄の選出などは難しい場合があると思います。
なので、この1%はその手数料だと思えば悪くない手数料かもしれません。
共通ポイント②:出金手数料300円
共通ポイントの2つ目として出金手数料が300円かかることです。
これは頻繁に出金する場合は無視しにくい数字ですが、積立投資を前提する場合ほとんど出金することは無いので無視できます。
具体例:ワンコイン投資20年間積み立てたシミュレーション
ここから具体的にワンコイン投資で20年間積み立てたシミュレーションをしてみます。
- 積立金額:3万円、5万円、10万円
- 年利 :3%
- 20年間積立
- 一切出金しない
このような条件で考えます。
3万円つみたての場合 利益額170万円
3万円積み立てるとカラー制度による還元率は0.8%なので月々240円戻ってきます。
なので20年後にはこの還元されたお金は57600円です。
さらに実際の投資のシミュレーション結果は下の図のようになります。
以上により、3万円を20年間積み立てると約890万円になります。
このうち利益額は170万円です。
5万円つみたての場合 利益額286万円
5万円積み立てるとカラーはブルーとなり還元率は1%です。
なので月々500円還元されて、これが20年積み重なると120000円となります。
先ほどと同様にシミュレーションをしてみると下の図のようになります。
以上により、5万円を20年間積み立てると約1486万円になります。
このうち利益額は286万円です。
10万円つみたての場合 利益額596万円
10万円積み立てるとカラーはグリーンとなり還元率は2%です。
なので月々2000円還元されて、これが20年積み重なると480000円となります。
先ほどと同様にシミュレーションをしてみると下の図のようになります。
以上により、10万円を20年間積み立てると約2996万円になります。
このうち利益額は596万円です。
まとめ
今回は以上となります。
まとめる前に、私は投資については長期のインデックス積立投資が良いと思っています。
その観点からLINEスマート投資を考えますと
- テーマ投資は初心者はやってはいけない
- ワンコイン投資なら初心者はやる価値はある
- ただし、低リスク低リターンになることは理解しましょう
- 信託報酬は1%なので自分で銘柄を選べるなら自分でやったほうがいい
以上のようになります。
私の場合はすでに別の方法で投資をしているのでLINEスマート投資には手を出しませんが、少なくともぼったくりのようではないと思います。
初心者で投資に興味があるならやってみてもいいかもしれません。
今回は以上となります。
皆さんの投資の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。