こんにちは多聞です。
今回はAmazon FBAの倉庫への配送方法について取り上げます。
せどりをしていてFBA倉庫への配送金額を安くしたいというのは誰でも思うことでしょう。
専業せどらーの人たちはこぞって「オススメはヤマト便!」と言っています。
しかし、副業レベルであまり多く取り扱う人にとっては
「この程度の量でもヤマト便が本当に一番オトクなの?」
と思うことと思います。
実際、私も何度かヤマト便を利用しましたが意外と高く感じたものです。
今回の記事ではどのような場合ならどの発送方法が安いのかを検証してみました。
今回の記事は以下の人向けです。
・FBA倉庫への送料で悩んでいる人
今回の記事でわかること
・何箱からヤマト便が最安になるか
結論
ヤマト便が安くなる分岐点は4箱目前後!
前提
まず、今回はヤマト運輸を利用することとします。
これは以下の要素からです。
- 知名度が高く身近
- 割引を全部のせると基本的に最安なる
- ヤマト便という重量で送料を決める配送方法がある
ヤマト運輸は利用しやすく、基本的に最安にすることができます。
ですのでFBA送料倉庫への発送もヤマト運輸を利用することになる人が多いと思います。
しかし、ヤマト運輸にはヤマト便という総重量で送料が決まる配送方法があります。
ヤマト便について
ヤマト便は同じところに複数の荷物を送るときに使うとお得になりやすい配送方法です。
極端な話、100個の荷物を送っても全体の重量が小さければ送料は1万円以下にすることも可能です。
以前は完全に実際の重量で判断しており、160サイズの箱が10箱あろうとも中身が空なら3000円とかで送ることができていました。
しかし、現在は容積換算重量といって大きな箱を利用しているとその大きさを重量換算して重量を決定するようになっています。
詳しくは以下のリンクを御覧ください。
この容積換算重量のおかげでどの配送方法が最安になるのかわかりにくくなりました。
比較方法
先程触れたように容積換算重量が採用されたことで最安の配送方法はわかりにくくなっています。
今回はこのわかりにくい状況を解決するため、実際の送料をシミュレーションして比較してみます。
シミュレーションをできるだけわかりやすくするために以下の条件を設定しました。
- 比較するのは120サイズ、140サイズ、160サイズギリギリの箱を想定
- 箱の3辺の比は4:5:6とする
ヤマト便は容積換算重量を想定
更に比較するシチュエーションは
- 単一サイズの箱数を変えて比較(1箱〜5箱)
- 比較する発送方法は
- 宅急便
- 宅急便(BIG割適応)
- 宅急便(BIG割・メンバー持ち込み割・デジタル割・複数口割)
- ヤマト便
このような条件でシミュレーションをして比較していきます。
実際の比較
ここから実際に比較した結果をグラフで表していきます。
基本的には黄色の部分と緑の部分を比較すると考えやすいです。
では、実際に比較した結果をグラフで見てみましょう。
120サイズの箱を利用した場合の比較
まずは120サイズの箱を利用した場合の比較をしていきます。
120サイズの箱だけで送る場合は2箱まではヤマト便の値段に優位性はありません。
しかし、3箱になるとヤマト便の値段が最も安くなります。
140サイズの箱を利用した場合の比較
続いて140サイズの箱を複数送る場合の比較をしてみます。
140サイズの箱だけで送る場合は4箱目まではヤマト便に優位性はありません。
明らかにヤマト便が優位になるのは5箱目からでした。
160サイズの箱を利用した場合の比較
最後に160サイズの箱の場合の比較をします。
160サイズの箱のみで送ると140サイズのときと同様4箱目まではヤマト便はあまりぱっとしません。
しかし、5箱目になるとヤマト便が安くなるのは明らかになりました。
比較結果
比較結果をまとめると以下のようになります。
- 120サイズの箱のみで送る場合は3箱目からヤマト便が安い
- 140サイズ・160サイズの場合は5箱目からヤマト便が安い
というようになりました。
まとめ
ではまとめに入ります。
今回の送料についての検証では
- 120サイズの箱のみで送る場合は3箱目からヤマト便が安い
- 140サイズ・160サイズの場合は5箱目からヤマト便が安い
といった結果が得られました。
もちろん、会員であるか否かなど人によって条件は違いますが、基本的にはこの結論で良いかと思います。
また、ヤマト便は保険は自分で付ける必要がありますし、目的地への到着も宅急便に比べて1日遅れるというデメリットもあります。
安さ的には先程の結論が得られましたが、この辺も考慮して発送方法は決めましょう。
今回は以上となります。
皆さんのせどりのなったら幸いです。
ここまでご覧下さりありがとうございました。