皆さんこんにちは多聞です。
今回は素人が株式投資で勝つためにどんな商品を買うといいかを説明しようと思います。
「株式投資で買う商品といえばどこかの会社の株だけじゃないの?」
という方もいるでしょう。
どこかの会社の株だけじゃないんです。
それは「個別株」と言ってそれとは別に「投資信託」という種類の商品もあります。
今回はこの2つの特徴を説明したうえでどちらを買えばいいかを説明しようと思います。
まず結論です。
株式投資で買うべき商品は「投資信託」
というわけで買うべき商品は「投資信託」となります。
なぜこの結論となったかを説明する前に前提としておくことがあります。
前提として:投資でリスクを下げる方法→分散させる
投資において最も大事なことはリスクを下げたうえで、利益を狙うことです。
大きな利益を狙うあまりにリスクを上げてしまうことは投資とは言えず、投機・ギャンブルといいます。
心穏やかに投資を行うためにはまずはリスクの下げ方を理解することが大事です。
そして株式投資でのリスクの下げ方は分散をさせることです。
分散にはいくつかの種類があります
・地域・通貨の分散
・銘柄の分散
・時間の分散
私は株式投資においてはこの3つの分散がメインになると思っています。
なぜこれでリスクを下げられるかというと
地域・通貨の分散については、もし中国に集中投資していたとして、中国が国際的に問題になる行動を起こして制裁を受けたら、中国に投資していたお金は大きなダメージを負います。
しかし、中国のほかに日本・アメリカ・EU・インドなどに分散投資していたら致命的なダメージを負うことはないでしょう。
銘柄の分散についても同様で、一つの会社の株に集中投資するより多くの会社に分散投資したほうが致命的なダメージは負わないでしょう。
時間の分散についてはイメージが付きにくいかもしれませんが、下の図を見てください。
この図はもし2020年2月に株価が暴落したら、という図です。
もし、1月に投資用資金を全部突っ込んだら3月にはその資産価値は半減します。
一方で毎月一定額に分散しながら投資すると高値でも買ってしまいますが底値でも買えることになり、致命傷を負うことも無いでしょう。
これが時間を分散させるメリットです。
この時間の分散は今回の記事ではこれ以上取り上げませんが、銘柄の分散は何を買うかに対してとても重要です頭に入れて今後も読んでいってください。
さて、ではようやくここから個別株と投資信託について解説しましょう。
個別株:分散させるには多くの資金と知識が必要
個別株はそれぞれの会社が発行している個別の株式のことです。
この株式を持つことで投資家は利益を受け取るのですが、具体的に言うと
例えば、TOYOTAの株を買うということはTOYOTAの会社に対して投資をするということです。
TOYOTAはその投資してくれた資金を利用して経済活動をすることで利益を出します。
そして利益を出すために出資してくれた人に配当を出します。
また、そんな利益を出すTOYOTAの株はとても魅力的になります。
そのためTOYOTAの株の価値は上がります。
ここで株を売ると投資家は利益を得ることができます。
ざっくりいうとこのような流れで株は投資家に利益を生み出します。
さて、ではここで分散の考え方です。
TOYOTAだけを買うのではなく他の株も多様に買おうとするとしましょう。
しかし、一般人はほぼ無理です。
というのも日本ではほとんどの証券会社が100株単位で株を販売しているので1つの株を買うだけで何万、何十万となります。
10種類の個別株を買うことはできるかもしれませんが、それでは分散は足りません。
絶対に安全と思えるラインは人それぞれですが50種類は個別株をそろえたいです。
しかも一つの業界だけでなく自動車・金融・不動産・サービスetc.etc.いくつもの業界をそろえて初めて安全といえるのです。
つまり、個別株を買って安全に投資しようとするには
・資金が1000万は必要
・考えることが多すぎる(買うべき業界の判断、安全な会社の判断)
これらのことを投資の初心者がやろうとするのはハードルが高すぎます。
そのため投資の初心者が個別株で投資をするのは勧められません。
では、投資信託というのはどうなのでしょうか。
投資信託:株の詰め合わせセット
投資信託というのは複数あります。
そして、各投資信託はそれぞれのテーマを持っていて、そのテーマをもとに絶対に破らないルールのもとに投資家からお金を預かって投資します。
そうやって複数の投資家から多くのお金を預かって運用するので様々な株を投資信託は持つことができます。
簡単に言ってしまうと投資信託とは株の詰め合わせセットを売っているわけです。
この時点である程度の分散は効いていますね。
投資信託のもう一つの利点は投資の金額は1000円とか100円とかでもいいことです。
極端に低額だと利益に破壊力はありませんが、10万、100万となるとそれなりに破壊力が出てきます。
つまり、投資信託というのは個別株で行えなかった分散投資を安く行ってくれるのです。
では「デメリットがないのか?」ということですが、あります。
投資信託にはぼったくりといえるようなものが存在していることです。
ぼったくりというのは
・手数料(信託報酬)が高い
・投資成績がそもそも悪い
この2つです。
手数料については年利7%で成功、10%で大成功といえる投資の世界で1%以上の信託報酬を奪っていく投資信託があります。
この1%というのは利益のうちの1%ではなく、投資額に対するものであることがポイントです。
これでは仮に100万円投資したところで絶対に1万円失ってしまいます。
得をしても1万円ですが、損をしても1万円というのはテンションが下がります。
そして、このように手数料が高い投資信託はアクティブ型投資信託と言い、大勢の人がそれぞれの読みで投資をするタイプです。
人が多く必要なため人件費などが必要なのでしょう。
このような投資信託でなくとも0.01%に抑えている投資信託がありますからそこで投資しましょう。
投資成績が悪いというのは「本当に損失しか出してない」という場合と「指数の上昇率よりも利益を出せていない」という場合があります。
前者は説明しなくてもいいでしょうが、テーマ型の投資信託はこういったものが多いです。
後者の「指数の上昇率よりも利益を出せていない」というものの「指数」とは何か?という点が疑問に思う人も多いと思います。
指数とは
「日経平均株価やニューヨークダウ平均株価などの上場されている株価の平均値、または、そのうちの上位の株価の平均値」
のことです。
この指数の上昇率より信託会社の運用成績が悪いということはうまく投資をやれなかったということです。
このような投資信託に投資するくらいなら元から「指数に連動するように株を所持して運用している投資信託」に投資するほうがいいです。
以上、投資信託についての説明をしました。
まとめ:買うべきはコストが低く成績の悪くない投資信託
これまでの説明から株式投資で買うべきは
低予算から始めることができ、分散させることができる投資信託
ということになります。
さらに数ある投資信託のうち
手数料が安く、成績が悪くない投資信託
がおすすめの投資信託となります。
本記事は以上となります。
さらに「どの投資信託がおすすめなのか」はまた別記事で書かせてもらいます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。