こんにちは多聞です。
今回はあまり日の目を見ないが優れた業績をあげ続けているSRA HLDGがどういった理由で優良な高配当株であるかどうかを解説していきます。
今回の記事要約
- 2022年9月現在は重要指標的にはぎりぎり投資対象
- 指標の推移は優等生 *特に12年連続増配
- 事業内容は不動産関係で景気に左右されやすい
- 株価は長期的に上昇、短期的に下落基調
- 市場は根強いが商い薄すぎて先が読めないと評価を下している
- 個人の評価:全体的に優等生、現在リスクオンの経営なのでたまに注意する必要あり
目次
直近の重要指標:配当が許容ラインぎりぎりだが優秀
配当利回り(%) | PBR(株価純資産倍率)(倍) | 売上高営業利益率(%) | 自己資本比率(%) | 流動比率(%) | |
サンネクスタグループ | 3.77 | 1.12 | 10.14 | 82.68 | 309.59 |
配当利回りが3.77で個人的なラインの3.75にぎりぎり上回っています。
売上高営業利益率も個人的なラインの10%をぎりぎりで上回っています。
ただ、これらのラインは結構厳しいラインなのでこれを上回っている点はそれだけで評価できます。
ほかの指標は自己資本比率も流動比率も高いので優秀です。
指標分析:大きな問題なし
業績:右肩上がりで◎
財務:右肩上がりで◎
キャッシュフロー:ここ10年は問題なし:〇
配当:12年間連続増配
指標まとめ
指標とその推移はここ10年は全く問題ありません。
特に配当は配当を開始してから増配を続けていて配当を狙う人にとってはかなりおいしいです。
業態
決算 | 6月 |
---|---|
設立 | 1998.10 |
上場 | 2005.9 |
特色 | 借り上げ社宅管理代行首位。企業から手数料収受。マンション管理に進出、20年7月持株会社化 |
連結事業 | 社宅マネジメント48(34)、マンションマネジメント47(6)、インキュベーション5(-1) <22・6> |
業種コード | 8050 |
業種名 | 不動産業 |
解説記事 | 【経費先行】社宅は前期解約の影響、新規受託の回復遅れで小幅増止まり。先行開発費重く部門減益続く。マンション管理は工事会社譲渡に伴う売上目減りを受託件数増、物件売買増で埋め部門増益でも補えず。営業減益。株売却特益一巡だが増配継続。 【開 始】社宅は基盤拡大狙い開発注力の中堅企業向けサービスを開始へ。光通信等の持株比率が20%超え、同社の持分会社に。 |
ポイント
- 借り上げ社宅管理代行首位
- 今期は小幅増
- 先行投資が重く減益
リスクをとって企業を成長させようとしているようです。
個人的にはこういった姿勢は評価の対象で、とりあえず現状では経営状況は健全といえるのでうまいこと言っているとみています。
チャート
チャートは直近では明らかに下落傾向ですが、大きく見ると上昇トレンドの下限をつついているようにも見えます。
チャート的な判断でいうと少し危険そうな感じがしています。
市場の評価
- 将来のテンバガー銘柄!
- 信用を手放せばじきに上昇する。
- 弱いね、自社株買い終了とともに下げてる地味だから人気無いのかな?
- 結構筋肉質で不況に強い会社なのに。
- このスカスカ板で天井を予想するのは不可能だわ
市場の評価はかなり商い薄な銘柄のようです。
根強さを評価している人もおり、いずれ上昇するのではないかという感じがします。
ただ、かなり地味な会社で市場のメインストリームに流されて下げる傾向もありそうです。
個人の評価:全体的に優等生、現在リスクオンの経営なのでたまに注意する必要あり
サンネクスタグループさんは全体的に欠点が少なく、連続増配と10年継続させており、この時点で優良高配当株といっていい感じです。
ただ、現在は経営状態をリスクオンにしているのでコケるかどうかのハラハラ感は付きまとうでしょう。
それでも、これまでの経営は徐々に成長しているので下手な経営をしているのではないのでしょう。