こんにちは多聞です。
今回はあまり日の目を見ないが優れた業績をあげ続けているSRA HLDGがどういった理由で優良な高配当株であるかどうかを解説していきます。
今回の記事要約
- 2022年9月現在はやや割高感があるが十分投資対象
- 指標の推移はほぼ問題ない*FCFは何度か赤字
- 事業内容はシステム関係で将来性はある
- 株価は硬直状態でどちらにはねるか注目!
- 市場は概ねいい評価を下している
目次
直近の重要指標:やや割高だが投資対象
配当利回り(%) | PBR(株価純資産倍率)(倍) | 自己資本比率(%) | 流動比率(%) | 売上高営業利益率(%) | ||
3817 | SRA HLDG | 4.15 | 1.52 | 62.91 | 233.9 | 13.53 |
PBRは少し高めで指標的には少し割高感があります。
ただ、他の重要指標は問題ないので十分投資対象です。
指標分析:大きな問題なし
業績:やや微増傾向で○
財務:右肩上がりで◎
キャッシュフロー:何度かFCFが赤になっている以外はOK
配当:減配実績がほぼなく問題ないので◎
- 業績:微増
- 財務:微増
- キャッシュフロー:何度か赤転 *赤転の時は投資が大きい
- 配当:累進的
指標の推移の問題点は何度かFCFが赤転している点です。
ただし、この時は明らかに投資へのCFが大きいのでFCFが赤転している理由は納得できます。
一応この投資によって投資した年こそ業績が悪化していますが、その後は伸びているので投資の効果はきちんと出るような投資をやっています。
また、FCFが赤転していても一株配当は全く減配させていないので配当に対する意識は高そうです。
あとは「業態」と「チャートの状況」と「市場の評価」でよければ買っても良いでしょう。
業態の評価
決算 | 3月 |
---|---|
設立 | 2006.5 |
上場 | 2006.9 |
特色 | 独立系のシステム開発一括受託会社。Linux等オープンソース系に強い。海外展開積極化 |
連結事業 | 開発54(19)、運用・構築14(28)、販売32(8) <22・3> |
業種コード | 5250 |
業種名 | 情報・通信業 |
解説記事 | 【費用増】前期の専門部署新設が効きクラウド関連の開発受託や構築案件増。ソフト販売伸びる。ただ教育コストや営業再開に伴う販管費増に加え、償却費も増える。営業小幅減益に。営業外の為替差益見込まず。 【クラウド】4月に自社ERPの会計システム稼働、段階的に周辺機能導入へ。専門エンジニア育成継続も。ベトナム同業社の株式36%取得、東南アのビジネス加速図る。 |
- 開発、運用・構築、販売
- 独立系のシステム開発一括受託会社。Linux等オープンソース系に強い。海外展開積極化
システム開発
まあ、無難にシステム開発系の会社のようです。
業態としては将来性が著しいとは言えませんが、一定の安定感はあるような気がしています。
チャート状況
- 横這い~微減
- 2800からどう跳ねるかどうか
市場の評価
- 10円の増配、良い決算でしたね。
- 進捗率88.5%でも通期予想上方修正しないというのは、保守的な感じ
- *基本商い薄
ニッチな会社とみられており、商い薄。
評価:大きな問題のない長期保有できる優良高配当株
キャッシュフローが若干弱めですが財務と業績は問題ないです。
配当に対する意識も高そうな会社です。
個人の評価は「大きな問題のない長期保有できる優良高配当株」です。