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【優良高配当株候補】配当利回り4.42%!4248 竹本容器の業績を参考にしてファンダメンタルズ分析

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こんにちは多聞です。

今回は配当利回り4.42%の「4248 竹本容器」についてファンダメンタルズ分析を行います。
*2022/1/27時点

分析手法は以下の通りに行います。

  1. 高配当株の選定
  2. データの時系列での推移の確認 →IR BANK
    • 売上高
    • EPS
    • 営業利益率
    • 自己資本比率
    • フリーキャッシュフロー
    • 一株あたりの配当金
  3. 罠銘柄チェック *2個までなら詳細を見て判断→EDINET
    • 営業利益率が低くないか
    • 赤転してないか
    • 営業CFが赤転してないか
    • 自己資本比率が低すぎないか
    • 有利子負債が激増していないか
    • 配当性向が高すぎないか
  4. 会社の詳細を把握する
    • 所属業界はどこか
    • 主なビジネスはなにか
    • 国内と海外のどちらでより儲けているか
      • 社長の一言
      • 主な製品の紹介
      • 投資家向けメッセージ
      • 会社概要
  5. 直近の状況を掴む →TDnet
    • 当期の業績予想
    • 業績予想に対する進捗状況
    • 前期との比較
    • 直近の政策・トレンドからどのような影響を受けるか
    • その政策・トレンドを会社はどう捉えているか
    • 市場の評価
目次

1.高配当株の選定

過去の記事で選定しました。

データは以下のとおりです。

  • 配当利回り  :4.42
  • PBR     :0.92
  • 自己資本比率 :57.59
  • 流動比率   :264.66
  • 営業利益率  :11.12

2.時系列の推移を確認 OK

まずは業績、財務、キャッシュフロー、配当の時系列の推移を確認します。

  • 売上高          →5 常に微増を継続
  • EPS           →4 2020年以外は基本的に上昇中
  • 営業利益率        →4 安定して10〜11%
  • 自己資本比率       →3 財務状況健全化の途上
  • フリーキャッシュフロー  →3 チラチラ赤があるが最近は良い
  • 一株あたりの配当金    →5 減配なし
    • 5:大変良い 4:良い 3:良くも悪くもない 2:悪い 1:無理
      2以下があると一発アウト

ここまではOK。

2020年になにかあった模様。

さらに有利子負債が今後どうなるかが気になる。

3.罠銘柄チェック →OK!

次はもう少し詳しく見てやばい銘柄かどうかチェックします。

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  • 営業利益率が低くないか    :4 常に10%が確保されていて良い
  • 赤転してないか        :4 2020年に業績が若干悪化しているが問題なし
  • 営業CFが赤転してないか    :4 赤転したことはない
  • 自己資本比率が低すぎないか  :5 ここ5年は50%以上
  • 有利子負債が激増していないか :3 常に40%位ある
  • 配当性向が高すぎないか    :4 50%以上はない、直近25%

詳しく見ても罠銘柄は見当たりませんでした。

有利子負債が気になります。

4.会社の詳細を確認 →問題なし

竹本容器の公式HPを参考にします。

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  • 所属業界はどこか   :化学
  • 主なビジネスはなにか :化粧品・食品向け主力のプラスチック製包装容器専業。
                自社開発の金型多数保有し短納期に強み
  • 国内と海外のどちらでより儲けているか :国内77% 海外23%
  • 社長の一言
    • プラスチック製容器を製造するための金型を自社で開発・保有し、容器の成形から印刷やラベリングまで一貫して行い、小ロットの注文にも短納期で提供する
    • 生産拠点も日本と中国に加え、2018年にはインドに自社工場を設置、オランダでも製造提携を開始し、製品供給体制を強化
    • 環境保全や限りある資源を有効活用していくことへ向け、引き続き環境対応も含めた新製品・新事業開発体制を強化し、持続可能な発展を目指す社会の実現に貢献していきたい
  • 主な製品の紹介
  • 投資家向けメッセージ
  • 会社概要
    • 設立 1953年5月19日
    • 代表者代表取締役社長 竹本 笑子 *創業者の孫
    • 資本金 8億342万1,725円
    • 株式上場 東京証券取引所市場第1部(証券コード:4248)
    • 従業員数 380名(グループ全体 918名)
  • 事業内容
    • プラスチック製等の包装容器の製造及び販売

ボトルに関して金型から完品まで一貫して作ることができるので内容物の需要があればどこでも売上を作ることができるのが強みです。

今後の展開は海外の中国を中心に攻勢を強めていくようです。

全体的に問題もないので十分に投資の対象になりそうです。

5.直近の状況を把握 問題なし

  • これまでの進捗と今期の予想→年初なのでグラフなし…orz
  • 今年の四半期進捗は下のグラフになります。
    • 進捗はほぼ例年通りで予想を達成できそうです。
  • 直近の政策・トレンドからどのような影響を受けるか
    • 容器はどうしてもプラスチックを利用せざるをえず、そのプラスチックは石油燃料を利用することがSDGs的に逆風になる。
    • さらに、プラスチック容器は海洋投棄が問題になっており規制が強まってきている。
  • その政策・トレンドを会社はどう捉えているか
    • 海洋投棄問題:生分解性プラスチックの開発
    • SDGs:2030年までに90%以上の製品を環境に配慮したものに変更
    • 容器事業:容器の需要が減ることはないと思われるので問題なしとみる
  • 市場の評価
    • 2030年には売上300億まで成長させるという野心的な計画に驚きました(たぶん努力目標だとは思います) 逆風もありますが配当貰いながら成長を楽しみに待ちます。
    • 業績云々より過剰な脱プラという強烈な逆風が株価低迷の最大要因だと思う
  • 株価の推移
    • まだ若干の下落傾向である気がする
    • 900円付近がこの下部のターニングポイントになっているようなのでそこが注目点
    • 今は安めと見て買うのもありかもしれない。

まとめ:買い

ここまで大きな問題はないので買いかと判断します。

小さな問題をいくつか挙げてみますと

  • 有利子負債が多く、財務健全化の途上
  • プラスチック業界が世界的に逆風

このように問題がなくはないので気になる人は買わないほうがいいでしょう。

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