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【優良高配当株候補】配当利回り3.91%!6322 タクミナの業績を参考にしてファンダメンタルズ分析

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こんにちは多聞です。

今回は配当利回り3.91%の「6322 タクミナ」についてファンダメンタルズ分析を行います。
*2022/3/15時点

分析手法は以下の通りに行います。

  1. 高配当株の選定
  2. データの時系列での推移の確認 →IR BANK
    • 売上高
    • EPS
    • 営業利益率
    • 自己資本比率
    • フリーキャッシュフロー
    • 一株あたりの配当金
  3. 罠銘柄チェック *2個までなら詳細を見て判断→EDINET
    • 営業利益率が低くないか
    • 赤転してないか
    • 営業CFが赤転してないか
    • 自己資本比率が低すぎないか
    • 有利子負債が激増していないか
    • 配当性向が高すぎないか
  4. 会社の詳細を把握する
    • 所属業界はどこか
    • 主なビジネスはなにか
    • 国内と海外のどちらでより儲けているか
      • 社長の一言
      • 主な製品の紹介
      • 投資家向けメッセージ
      • 会社概要
  5. 直近の状況を掴む →TDnet
    • 当期の業績予想
    • 業績予想に対する進捗状況
    • 前期との比較
    • 直近の政策・トレンドからどのような影響を受けるか
    • その政策・トレンドを会社はどう捉えているか
    • 市場の評価
目次

1.高配当株の選定

過去の記事で選定しました。

データは以下のとおりです。

  • 配当利回り  :3.91
  • PBR     :1.1
  • 自己資本比率 :65.68
  • 流動比率   :232.09
  • 営業利益率  :10.17

2.時系列の推移を確認 OK

まずは業績、財務、キャッシュフロー、配当の時系列の推移を確認します。

  • 売上高          →4 ここ4年は横ばい、それ以前は微増
  • EPS           →4 ここ4年は横ばい、それ以前は微増
  • 営業利益率        →4 ここ4年は横ばい、それ以前は微増
  • 自己資本比率       →5 健全
  • フリーキャッシュフロー  →5 問題なし
  • 一株あたりの配当金    →5 減配なし
    • 5:大変良い 4:良い 3:良くも悪くもない 2:悪い 1:無理
      2以下があると一発アウト

ここまではOK。

3.罠銘柄チェック →OK!

次はもう少し詳しく見てやばい銘柄かどうかチェックします。

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  • 営業利益率が低くないか    :4 常に10%が確保されていて良い
  • 赤転してないか        :4 ここ4年間は停滞しているが問題なし
  • 営業CFが赤転してないか    :4 赤転したことはない
  • 自己資本比率が低すぎないか  :4 常に50%以上は確保できている
  • 有利子負債が激増していないか :4 あるが減少中
  • 配当性向が高すぎないか    :4 ここ2年は高め

詳しく見ても罠銘柄は見当たりませんでした。

4.会社の詳細を確認 →問題なし

タクミナの公式HPを参考にします。

あわせて読みたい
精密ポンプのリーディングカンパニー 株式会社タクミナ TACMINA 精密ポンプ・流体制御機器の製造・販売
  • 所属業界はどこか   :機械業
  • 主なビジネスはなにか :定量ポンプの大手
    • 定量ポンプ:定められた一定量の液体を高い精度で繰り返し注入することができるポンプ
  • 国内と海外のどちらでより儲けているか :国内88% 海外12%
  • 社長の一言
    • なし
  • 主な製品の紹介 定量ポンプ
    • 定量ポンプでは国内大手
    • 今後は環境装置での需要が増加が見込まれる
    • 精密機械関連でも需要は高い
  • 投資家向けメッセージ
    • ケミカル業界向けが引き続き堅調を維持
    • 経済活動の停滞により水処理関連を中心とした売上が低調に推移
    • 海外向けでは大きな落ち込みもなく堅調に推移
    • 利益面
      • たな卸資産評価損の計上に伴い、売上総利益は、34億74百万円(同6.7%減)と減少
      • 企業活動の制限により諸経費が減少したが、売上総利益の減少を吸収するまでには至らず
        • 営業利益は、8億41百万円(同15.8%減)
        • 経常利益は、8億46百万円(同16.8%減)
        • 親会社株主に帰属する当期純利益は、5億89百万円(同17.5%減)とそれぞれ減益となりました。
  • 会社概要
    • 設立 1956年11月
    • 代表者代表取締役社長 山田信彦
    • 資本金 8億9,299万円
    • 株式上場 東京証券取引所市場第2部(証券コード:6322)
    • 従業員数 連結:300人
  • 事業内容
    • 定量ポンプの製造販売

定量ポンプの国内大手です。

海外では中国韓国で電子機器メーカーで需要があり、そちらで売上を上げています。

今後は環境装置での需要が見込まれており、将来的にも問題なさそうです。

ここまでの時点で問題はなさそう。

5.直近の状況を把握 問題なし

  • 当期の業績予想
    • ここ数年では2番目にいい業績が予想されています。
  • 業績予想に対する進捗状況
    • 進捗は例年なら残り30%以上あるのですが、今年は残り22%と少ないので今年は予想を達成できそうです。
  • 前期との比較
    • 前期より業績は改善されています。
  • 直近の政策・トレンドからどのような影響を受けるか
    • コロナの影響・原料不足による価格高騰 
      • 石油などのコモディティは高くなっているのでそれによる利益の圧縮はありそう
    • コロナの影響・DXの推進
      • 影響は少ない
    • コロナの影響・旅行制限
      • 影響は少ない
    • コロナの影響・外出抑制
      • 影響は少ない
    • 日本の政策・インフラの強靭化
      • もともと日本は内需が活発なこともあり、かなり追い風
    • 日本の政策・岸田リスク
      • 岸田政権である限り日本経済そのものが減衰の可能性が高い
    • 日銀のスタンス・金融緩和
      • 影響少ない
    • SDGs
      • ケミカル業界に好影響を出しておりその恩恵はある
  • 市場の評価
    • 隠れ環境銘柄なので買い!
    • 増配サンクス
    • 売買が活発ではないため不人気銘柄
  • 株価の推移
    • 横ばい
    • 1200の攻防に注目

2021年半ばから完全に値動きが止まっています。

個人的にはニッチな分野で大きなシェアを取っているので大きくコケることはない銘柄かと思います。

今季の調子も良さそうですし、買いを狙っても良いと考えます。

まとめ:買い

ここまで大きな問題はないので買いかと判断します。

小さな問題をいくつか挙げてみますと

  • 業績と株価は横ばいなのでコケるリスクはある

このように問題がなくはないので気になる人は買わないほうがいいでしょう。

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